【読書】 ミニマリストはストイックなのか(ストア派の哲人たち)

ディオゲネスという人のことを知ったのは、
ミニマリストが流行り始めたころだったと思います。

ディオゲネスとは、
ギリシャ時代(いまから2000年以上前)に、
ひとびとから、「犬」とバカにされた哲学者です。

しかし、彼の生き方はとても面白くて、
その当時の絶対的な権力者であるアレクサンドロス大王からも、
「私がもしアレクサンドロスでなかったら、ディオゲネスでありたい」
と、言わせたほどでした。

最近、國方栄二著「ストア派の哲人たち」という本を読んでいるのですが、
この本のはじまりで、ディオゲネスの生き方が注目されています。


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本書では、ディオゲネスからストア派に至る
考えかたの移り変わりが書かれています。

ストア派というと、ストイックの語源ともなっているので、
ミニマリストの生き方と、ストイックな生き方というのは、
同じ祖先を持っているということになります。

ということは、ミニマリストは、ある面では、ストイックなのかもしれない。

たしかに、苦行のようなことをやっているひとも、たくさんいます。

ミニマリストは、もう少し易しくなっても良いのかもなぁ、と思いました。