【読書】 紙1枚にまとめるには、ブレストして論理的につなげる

浅田すぐる著「トヨタで学んだ 紙1枚! にまとめる技術」を読みました。

トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術
浅田 すぐる
サンマーク出版
2015-02-13



本書は、

  • 元トヨタ社員で今は経営コンサルの著者が、
  • 紙1枚を利用して、
  • ブレストしたり、まとめたりする方法を教えてくれる本です。

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目次から抜粋して、内容をざっくりまとめておきます。

第1章 なぜ、トヨタはナンバーワンなのか?

  • その書類は「機能」するものになっているか?
  • 「1枚」で自分の頭の中を「見える化」する
  • 「トヨタの1枚」のわかりやすさの秘密
  • 仕事ができる人ほど「型」をつかんでいる
  • 年間400時間の残業をゼロにまで減らした方法

第2章 トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術 基本編

  • 「トヨタの1枚」のベースにある3つのステップ
  • すべての基本となる「エクセル1」の使い方
  • 「パソコン」と「手書き」、どちらのほうが効率的か?
  • 目的を見失いそうになったら「この口ぐせ」をとなえなさい
  • 「構造」を示せば聞き手は耳を傾けてくれる

第3章 トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術 応用編

  • 論理的に考えをまとめ、わかりやすく伝える「ロジック3」
  • 「手で書く」作業が論理的な思考回路を鍛える
  • 「5回のwhy?」よりも「5回のhow」で考える
  • 「選ばれ続ける」かどうかは”紙一重”の差で決まる

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第1章では、

  1. 一覧性
  2. フレーム
  3. テーマ

について語られます。

そして第2章では、「エクセル1」というフレームワークが、
第3章では、「ロジック3」というフレームワークが、
それぞれ解説されます。

ものすごくざっくり言ってしまえば、

  • 第1章で、最終成果物の書式を作っておいて、
  • 第2章で、内容をブレストをして、
  • 第3章で、論理的につなげて書式に収める

作業を繰り返すことなのだと思いました。

もちろん、実際には、仕事によって臨機応変な対応は求められるわけですが、
ものすごく抽象化すれば、上記のような作業が、
書類作成という事務処理なのでしょう。たぶん。

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本書は、事務的な仕事をしている
ほとんどのひとに関わる内容になっていると思います。

ぜひ読んでみてください。

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