【読書】 定年後はノートに何を書く?

※かじとじむ(当サイト)は、ふだんはネット情報のまとめサイトですが、ときどき管理人が読んだ本をまとめています。読書タグや、ざっくりまとめタグからどうぞ!


ジュリア・キャメロン、エマ・ライブリー著、菅靖彦訳「いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。」を読みました。
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 [ ジュリア・キャメロン ]
いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。 [ ジュリア・キャメロン ]

本書は、

  • 芸術家であり文筆家である著者が、
  • 定年後、時間が有り余っている人向けに、
  • 12週間かけて、自分の創造性に気付かせようとする方法について書かれた本です。

原著のタイトルは、
“It’s never too late to begin again”です。
直訳すれば、「再び始めるのに遅すぎるということはない」です。

著者のホームページはこちら。
https://juliacameronlive.com/

芸術活動のページよりも、文筆活動の方が分量が多い方ですね。

===

本書のイントロダクションで、本書の使い方が載っています。

本書は、とてもシステマティックな本になっていて、
毎週、1章ずつ読んでいきます。

12章あるので、12週間かけて読むプログラムです。

===

基本的には、

  • 毎朝やる「モーニング・ページ」
  • 週2回やる「ソロ・ウォーキング」
  • 毎週やる「アーティスト・デート」と「メモワール」

という行動を繰り返し、習慣化していきます。

===

この中では、「モーニング・ページ」というのが、
手帳術やノート術のようなものになっています。

用意するノートは、電子データではなく、紙のノートが良いようです。
また、A4サイズの大きさがオススメされています。

===

モーニング・ページに何を書くのかというと、
「毎日、自分のためだけに朝一番に行う数ページにわたる意識の流れのライティング」
と説明されていますが、なかなか分かりにくいです。

具体的に書くことは、
「ずっと抱えていた恨みや怖れ、楽しみ、喜び、夢、願望など」です。
ネガティブなことも書いても良いようです。
ネガティブなことを書き続けると、何か建設的な行動に移さざるを得なくなる、というのが著者の主張です。

===

本書を読んでいくことで、上記のような習慣を少しずつ身につけながら、
生産的で、創造的な人格が形成されていきます。

面白かったのは、第2章(2週目)にこんまりさんが出てくることです。

何かを始めようとするときに、「片づけ」を行うことは
現実的にも、スピリチュアル的にも、良い影響があるのだと思います。

===

本書は、退職後の方や、時間を有意義に使いたい方におすすめされる本です。
ぜひ読んでみてください。