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勝間和代さんの本で紹介されていたので、読んでみました。
トム・ラス著「座らない! 結果を出し続ける人の健康習慣」
短めの文章が、3本ずつ、30のチャプターに分けて書かれています。
部分的に重複するものもありますから、それほど構えずに読めました。
本書の原題は、「食べる、動く、眠る」で、
文章じたいも、この3つのいずれかに関係するものとなっています。
以下、気になったところ、面白かったところをまとめていきます。
【食べる】
- 炭水化物とタンパク質の比率を確認する。
- 同じ量ならOK、炭水化物がタンパク質の5倍以上(ポテトチップスなど)はNG
- 目の高さにある食品棚、キッチンカウンターなどにある、最初に目に入る食べ物が、「最善の選択」になるようにする。
- 糖類について「がん細胞増殖キャンディー」と表現する研究報告書もある。
- スーパーへ行ったら、濃くて鮮やかな色の青果物(ブロッコリーやホウレン草)からスタートする。
- 大皿料理はやめる。おかわりをするときは、座ったままできない距離にする
- 空腹時には、体に悪いものを食べたくなる
- 早食いは良くない。1口食べるごとに、食べ物を皿に戻す、腕を下げる、フォークやスプーンを置く
- 大勢で食事するときは、最初に頼む料理を健康的にする(アンカリング効果)
- タンパク質をとるとしても、加工肉(ベーコンやソーセージ)は避ける
- オフィス机での食事はしない
- 食事と食器の色を合わせないようにすると食べすぎ防止できる
- 高脂肪の食事後の「胃もたれ」の感覚を覚えておく
- 不健康な食事には悪いあだ名をつける。ぺろぺろキャンディー→砂糖棒など
- 有機栽培、オーガニック、フェアトレードは、必ずしも健康食を意味しない
- ドライフルーツやフルーツジュースは、もはや果物ではない
- サラダといいつつ、マヨネーズであえたジャガイモ。スムージーといいつつ、ミルクセーキ。ビタミンウォーターといいつつ、砂糖水。野菜チップスといいつつ、ポテトチップス
- 焼いたり揚げたりしたものよりは、蒸したり煮たりしたものを選ぶ
- 腐るスピードの速いものを選ぶ(保存の効くものを避ける)。結果、スーパーには頻繁に行くことになる
- トマトやニンジンのようなカロテノイドの多い食品を選んで食べる
- ブロッコリーを食べる
- コーヒー、茶、水は無糖を選ぶ
【動く】
- たとえ食事に気を付けて1日30分運動するのを日課にしても、毎日9時間以上の座位に伴う悪影響を相殺できない
- 筆者は、ウォーキングデスク(室内ランニングマシンにパソコンをくっつけたもの)を自作した。
- それは無理でも、スタンディングデスクやコンバーチブルデスクは用意できる。
- どうしても1日何時間も座らないといけないなら、長時間座ったままにしない。20分ごとに2分歩く。
- ウェアラブル端末(アップルウォッチなど)で測定するだけで、活動的になれる
- 喫茶店を最も近いところに行くのをやめ、2番目に近いところに変える
- 運動後は12時間気分が良くなる(本当か分からないので、一度、朝に試してみる)
- ミーティングは、歩きながらする
- 1時間テレビを見ると、寿命が22分縮むというオーストラリアの調査がある
【眠る】
- 睡眠不足だと、本来の自分とは違う人間になってしまう
- 二度寝しても睡眠効率は上がらない。理想は、目覚まし時計を使わない
- 寝室は、冷やした方が睡眠効率が上がる
- 規則的な運動をすると、薬物に頼るよりもよく眠れる
- 就寝前1時間は、電子機器を触らない
- 雑音ノイズを絶え間なく流し続けると快眠できる
以上が、個人的にためになったものです。
ひとつでも、やってみようと思っています。
基本的に、良く食べ、良く動き、良く眠ることは、それぞれが影響しあっています。
眠らなければ食べすぎになったり、動きづらくなったりします。
食べ過ぎても、満腹で動けなくなり、眠くはなるのに睡眠効率は上がりません。
動かなければ、そもそも眠りづらくなったり、食欲がわかずお菓子ばかりになったりします。
そして、本書の「はじめに」では、ぜひこれを職場でやれ、と書かれています。
上司や経営者が、率先してこのような行動をとることで、社内の空気が変わるというわけです。
じぶんひとりでは試しにくいことも、複数人でやってみることに価値があるようです。
なお、本書では著者のホームページも紹介されていますが、
まだhttpsに対応していないためか、ブラウザによってはエラーが出ます。
(少なくともクロームではエラーで見られませんでした。)