日本ハウスクリーニング協会著「掃除の解剖図鑑」を読みました。
似たような本に、「片づけの解剖図鑑」というのもあるのですが、
こちらは、新しく住宅設計をするときの本ですのでご注意ください。
今の家で片付けしようという人には、「片づけの解剖図鑑」は役に立ちません。
これから新築するときに、片づけしやすい家を設計しよう、という人のためのものです。
一方、本書「掃除の解剖図鑑」は、
(ややこしいのですが)今の家で掃除しようとする人のために書かれています。
本のタイトルつけるときは、もう少し気を付けてもらいたいものですね。
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以前、茂木和哉さんの本を読んだ時と同じく、
本書でも、専用洗剤をいっぱい揃えるのではなく、
いくつかの中心的なものだけをそろえよう、という考え方です。
具体的には、
- クエン酸
- 重曹
- 酸素系漂白剤
これらが、中心です。
いずれも、100円ショップなどでも手に入るものなので、
手ごろだと思います。
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本書の特徴は、
- ササッと
- 念入り
の2種類に分かれていることです。
汚れのレベルに合わせて、「ササッと」できる場合と、
「念入り」にやらなければならない場合を分けて書いてくれています。
毎日の掃除では、「ササッと」をやって、
大掃除のときには「念入り」をやれば良いわけです。
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全体の構成としては、5章で、
- キッチン
- リビング・ダイニング
- 寝室・和室
- サニタリー(お風呂やトイレ)
- 外回り(玄関やベランダ)
と分かれています。
部屋ごとに分かれているので、
片づけをして、大掃除するときには、
その部分を読んでから進めると、効率が良いです。
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家での掃除の方法は、家庭ごとに違っています。
自分の家の掃除方法が、果たして「ふつう」なのか、よく分かりません。
テレビなどで取り上げられるのは、極端な例が多く、
あまり参考にもならないことが多いです。
その点本書では、掃除の基本的なところが、きれいにまとまっていると思います。
ぜひ本書を読んで、効率的な掃除に役立ててください。
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