【読書】 ミニマリストの理屈やテクニックが知りたいなら、この本

著者は、東日本大震災による被災を機に、
ミニマルな生活に変わってしまいました。

家計簿、お金の管理、節約について、
ひとつずつ、積み上げながら書かれているので、
読めば読むほど、勉強になる本だと思います。

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リムベアーさんの「リム」とは、
” Less is More “の頭文字、LiMらしいのですが、
まさに、ミースファンデルローエのような、
キレッキレの世界観です。

これはたとえるなら、
脂肪を極限までそぎ落としたマッチョみたいなものです。

人によっては「ちょっと、ついていけない」
と感じるかもしれません。
しかし、彼と同じの生活を、
読者がやる必要はありません。

自分の生活に取り入れられそうなところだけ、
抜粋して実践してみれば良いわけです。

リムベアーさんの生活を、
そっくりそのまま実行することは
（たぶん、多くの人には）不可能だと思います。

ですが、
考え方の中心や、
家計の把握、節約のテクニックなどは、
学ぶところが多い本だと思います。

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目次から、抜粋していきます。

Part1　お金に支配されない家計管理

• 現金は1000円しか持ち歩かない
• 支出の迷子をなくすことが貯蓄体質への近道 リムベアー式家計簿
• 家計簿のその先へ。自分の予算表を作る リムベアーの1か月予算表を公開します！
• 日比野家計管理はクレジットカード払い対応の袋分け

Part2　お金に支配されない節約

• 辛くて苦しい節約は、やり方を間違えている
• 食費の節約はメリハリをつければ、ストレスなし
• 格安スマホに変えて、夫婦で年15万円弱の節約に
• 保険節約のために、保険の本質を考える
• 車はこだわりを卒業し、「移動のための手段」にする

Part3　モノに支配されない減らし方のコツ

• 「最小限で生きる」とモノが減って、お金も貯まる
• スッキリした部屋の心地よさを忘れない
• 「1日1個捨てる」&「1日5分チェック」

Part4　モノに支配されないていねいな暮らし

• ていねいに暮らすと、人生が変わる
• 「やることリスト」で1日が充実する
• 日々モノを見直す。常識で自分を縛らない

Part5　お金とモノに支配されない心の持ち方

• 忙しくしない。暮らしに「余白」を作る
• 他人の軸で生きない
• なんでもシンプルにする
• できない自分を受け入れる
• 繰り返さないと上手くならない

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おそらく著者は、わりと理屈っぽい人なのだと思います。

節約方法についても、かなり理詰めで考えています。
だからこそ、文字になったときに、説得力があります。

とはいえ、そこに息苦しさを感じる必要はないと思います。

「ストレスをためない」とか、
「余白をつくる」など、
できるだけかっちりしない方法についても、
あわせて書かれているからです。

なので、これから読む方は、
まずは全体をざっくりと読んでみて、
自分に取り入れられそうなところだけ、
つまみ食い的に再読していくのがお勧めです。

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ミニマリストというと、
どうしても感性の部分が前面に出てきてしまいますが、
本書は、きちんと理屈の部分まで落とし込んで書かれています。

このため、ミニマリストになんとなく憧れている人にも、
読みやすい入門書になっているのではないかと思いました。

なんとなくミニマリストに興味を持ったという方や、
その理屈の部分を知りたいという方は、
ぜひ読んでみてください。