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小枝祐基著「疲れないパソコン仕事術 90TIPS」を読みました。
本書は、
- フリーライターの著者が、
- 主にwindows PC(とmicrosoft office製品)の
- 便利なショートカットキーや設定を90個集めた本です。
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こういったライフハック本は、えてして
100個にあたま数を揃えようとしてしまい、
たいていは無理に項目を分け、
結果として内容が薄くなりがちです。
本書は90なので、「無理やり100に合わせた」感じがしないのは、好感触です。
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目次から、個人的に役に立ったところを抜粋します。
本書で紹介されているショートカットキーや設定は、
実際はもっとありますが、いきなり全部覚えるのは無理だと思うので、
とりあえずここに挙げたものだけでも使ってみて、
もし役に立てば、少しずつ増やしていくのが良いと思いました。
1章 まずはこれだけ。どこでも使える万能ワザ
- あらゆる作業を一発でキャンセルする(Esc)
- 隠れているウインドウをストレスなく表示する(Alt + Tab)
2章 全部はかどる。作業に集中できる環境設定
- パソコンの配置と座り方でラクになる
- 眼精疲労を少しでも和らげるコツ
- より使いやすくなるタッチパッドの操作術
- タイマー&アラームで休憩を意識する
3章 もう迷わない。ムダなく探せる情報収集術
- マウスを使わず検索バーへ移動する(Alt + D)
- 複数のWebページをストレスゼロで行き来する(Ctrl + Tab)
- 長いページを少しでもラクに読む(Space)
4章 これで快適。ストレスゼロの文字入力術
- 表記のユレを手間なく直す(Ctrl + H)
- 全角入力モードのまま半角スペースを入力(Shift + Space)
- 全角と半角を一発で変換する(F6, F7, F8, F9,, F10)
- 時計を見ずに現在時刻を入力する(F5, .LOG)
- 基本的な書式変更はキー操作で済ませる(Ctrl + B)
- 文書内の移動を瞬時に行う(Ctrl + 上, Ctrl + 下)
5章 もう疲れない。今日からできるExcel術
- マウスを使わずにすばやくセルを移動・編集する(Ctrl + Home)
- データの突き合わせは読み上げ機能で効率化
- セル範囲をすばやく挿入・移動する(Shift + ドラッグ)
- 一度入力したデータは何度も入力しない(Alt + 下)
6章 最短で仕上げる。伝わるプレゼン資料作成術
- スライドの基本は「見出し+箇条書き」
- クリックしづらい図形を確実に選択する(Tab)
7章 ラクになる。自由自在のファイル操作術
- 効率よくファイルを探し出す(Win + E, F3)
- ファイル名をまとめて一気に変更する(F2, Tab)
- ファイルやフォルダはEnterで開く
8章 これで万全。仕事が進むメールさばき術
- 画像データからテキストデータを抜き出す
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2章のタイマー&アラームは、
windows の標準アプリですが、
先日読んだポモドーロ・テクニックにも使えそうだなと思いました。
わたしも、現在使っているところです。
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また、章と章のあいだに、
医師で住職でもある川野泰周さんのコラムも挟んであります。
たとえば、
- 心と体を整えるマインドフルネス
- デスクでできる簡単ストレッチ
- 「地球にまっすぐ座る」姿勢矯正法
などが、軽いタッチで紹介されています。
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ショートカットキーは役に立ちますが、
しかしそれを覚えるのに消耗していては本末転倒です。
本書のような詳しい本を、1冊だけPC横に置いておき、
ときどきパラパラ読みながら、
少しずつ試してみるのが良い方法です。