【読書】 ひきこもりのライフプラン

斎藤環、畠中雅子著「新版 ひきこもりのライフプラン 「親亡き後」をどうするか」 を読みました。


本書は、

  • 評論家の斎藤環さんが、前半の概論を、
  • ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが、後半のお金の計算を、
それぞれ分担して書いている構成になっています。

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正直、ひきこもり自体は身近にいないので、実際どうなのかは分からないのですが、
本書では、もし自分(親)が先立つとして、
ひきこもりの子をどうやって生きさせるかを考える内容になっています。

そしてファイナンシャルプランナーらしく、どうやったら経済的に生き抜けるのか、の損益分岐が書かれており、
いわば、「欲の全くない状態で(お金を余分に使わずに)、ただ生き抜くためには、どうするか」
という問題としても読めるような気がしました。

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本書のなかで最大の問題は、生き抜くためには、住む場所の確保を考えなければならないということです。

持ち家の場合、建て替えるとしたら、賃貸アパートにする場合、など、
いかにして少しでも経済的に余裕を持つか、が書かれています。

また、ひきこもりで、障碍者年金や、生活保護を受けられれば、多少なりとも足しになります。

しかし、ひきこもりではない、自分がその立場になったら? と考えてみると、
そういった福祉を受けない前提としても、どうやったら生きていけるか、が問題になります。
そして、最大の問題は、上記の通り、住宅なのです。

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ひきこもりが身近にいない方であっても、
そのライフプランの考え方については、とても役に立つ内容だと思いました。