【読書】 脳を最適化すれば能力は2倍になる

樺沢紫苑著「脳を最適化すれば能力は2倍になる」を読みました。



本書は、「アウトプット大全」などで有名な樺沢紫苑さんが、
脳内物質ごとにライフハックをまとめている本です。

いろいろ詰め込み過ぎて、ちょっと渋滞のような気もしますが、
全体像をとらえるつもりで読んでいくと、ちょうど良いのではないかと思います。

===

本書では、7つの脳内物質が紹介されるのですが、
序章では、エヴァのキャラクターにたとえられています。

  • ドーパミン:アスカ
  • ノルアドレナリン:シンジ
  • アドレナリン:ミサト
  • セロトニン:綾波
  • メラトニン:トウジ
  • アセチルコリン:赤木リツコ
  • エンドルフィン:カヲル

説明上、ちょっと強引かも? とも思いましたが、
だいたいのキャラクターを思い浮かべながら読んでみると
脳内物質を身近に感じられるかもしれません。

===

本書の構成を目次からまとめておきます。
以下の通り、脳内物質ごとに章立てされています。

序章 あなたの働き方はあなたの脳が決めている

1.ドーパミン仕事術:幸福物質を自在に操り、モチベーションを上げまくれ!

  • ドーパミンは「報酬」をもらって「やる気」を出す
  • ドーパミンを分泌させる7つのステップ
  • 「7つのステップ」で成功に導くためのコツ
  • 「もっとドーパミン」を実現するプチ仕事術
  • 生活スタイルを変えれば、「幸せ感」は大きく変わる

2.ノルアドレナリン仕事術:「恐怖」と「プレッシャー」で仕事効率を上げろ!

  • 「適度な緊張」で、ノルアドレナリンは分泌される
  • ノルアドレナリンは「短期集中」「一発逆転」
  • ノルアドレナリンとドーパミンを使い分ける
  • 「記憶力」と「うつ病」の意外な関連性
  • 休み方を工夫して、ノルアドレナリンをコントロール

3.アドレナリン仕事術:「怒り」と「興奮」を味方に変える

  • 日本人にはおなじみのメジャー脳内物質
  • アドレナリンを出して身体能力をアップ!
  • アドレナリンのオン/オフを身につけよう!
  • 緊張や不安はコントロールできる!

4.セロトニン仕事術:「癒し物質」で、朝仕事の効率化と気分転換

  • 寝起きを改善するだけで、ビジネスタイムが快適に!
  • 気分転換を実現する「7つの仕事術」
  • セロトニン神経を鍛えて、「共感力」を磨け!
  • 毎日の生活習慣で「共感力」を大幅アップ!
  • セロトニン不足が引き起こす恐ろしい症状

5.メラトニン仕事術:「睡眠物質」で完全リフレッシュ

  • 「寝つき」のよさは、脳内物質が決めていた!
  • 「快適な眠り」を与えてくれる7つの習慣
  • メラトニンの思いがけないリフレッシュ効果

6.アセチルコリン仕事術:「認知機能」と「ひらめき」を高める方法

  • 「とりあえず」の気持ちが「やる気」を生み出す
  • 時間帯によって、向いている仕事は異なっている
  • 睡眠時間に「ひらめき」を与えられる生活習慣
  • ひらめきを後押しする生活習慣

7.エンドルフィン仕事術:「脳内麻薬」を味方につける究極の仕事術

  • 「極限状況」でパワーを得る
  • 「静かな癒し物質」としてのエンドルフィン
  • 「快」刺激でドーパミンとエンドルフィンをダブル分泌!
  • エンドルフィンで「究極の集中力」を手に入れる
  • 「ありがとう」という気持ちが、あなたを高みに引き上げる

===

上記の通り、「7つの~~」など、
いくつかのまとまりで分かりやすく説明されています。

とはいえ、なにごともやりすぎは禁物です。
どれか特定の脳内物質だけ出し続けると、
自律神経がいかれてしまうでしょうから、
長い目で見て、ほどほどに頑張っていきたいものです。

かじとじむ のオススメ記事: