【読書】 JavaScript の知識で Google を使い倒す本

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高橋宣成著「Google Apps Script 完全入門 [第3版] 」を読みました。

本書は、

• 「ITを活用して日本の『働く』の価値を上げ」ようとしている著者が、
• Google Apps Script というプログラミングの解説を通して、
• Googleの各種サービスを、自動化し、連携する方法を教えてくれる本です。

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プログラミング？　難しいんじゃないの？
という方もいると思います。

Google Apps Script は、
すべてウェブ上で作業ができるプログラミング言語です。

使うのはブラウザだけ。

これまでに、Gmail や Googleスプレッドシートなどを利用したことがある方なら、
すでにGoogle アカウントを持っていますから、今すぐにでも使えると思います。

エクセルで、VBAやマクロをやったことがあるよ、という方にとっては、
それのグーグル版と思ってもらえば、イメージしやすいかもしれません。

JavaScript というプログラミング言語の知識にもなるので、
これからプログラミングをやってみたい、という方にも一石二鳥と言えます。

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なお、普通に使うだけなら、無料です。
たぶん、ほとんどの利用者にとっては、無料分だけで十分だと思います。

使える容量などを増やしたい場合は、
Google Workspace というアカウントを、別途作れば良いようです。

ただし、あくまでグーグルのサービスですから、
採算が合わなければ、改悪やサービス終了することは、十分ありえます。
気を付けてください。

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プログラミングについては、
以前、Pythonの本も紹介したことがあります。

【読書】 プログラミングでできることがだいたいわかる本。 | かじとじむ

こちらも、Google のサービスで簡単に始められ、
使い勝手が良いのですが、やっている内容は、やや根本的で、高度です。

AIなど、新しい業務に挑戦したいわけではなくて、
ただ単純に、日々の雑務を自動化させたいだけなら、
Google Apps Script の方が手っ取り早いかもしれません。

※ ただし、自動化したい作業を、グーグルサービスに乗り換えないといけないので、
仕事上でグーグルサービスを使えないひとには、恩恵はあまりありません。

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Googleのサービスといっても、たくさんあります。
本書で解説されているのは、具体的には、以下の通りです。

• スプレッドシート（表計算。エクセルみたいなもの）
• Gmail（メール）
• ドライブ（ネット上のバックアップファイル）
• カレンダー
• ドキュメント（ワードみたいなもの）
• スライド（パワポみたいなもの）
• フォーム（アンケート取ったりするもの）
• 翻訳
• その他（Baseサービスなど）

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本書の構成としては、
前半が JavaScript の説明にあてられます。

JavaScript とは、Google Apps Script で使える、
おおもとになったプログラミング言語です。

変数とは何か、関数とは何か、といったレベルから書かれていますから、
初心者でも丁寧に読んでいけば基礎から学べるようになっています。

そのぶん、本が分厚くなっています。

すでに JavaScript に詳しいという方にとっては、
ネット上のドキュメントを漁った方が、早いかもしれません。

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「完全入門」と銘打つだけあって、
きっちりと基礎から書かれている本です。

たとえば、
フォームで受け取った内容を、スプレッドシートに一覧にしたい、
など、自動化できることはいろいろあります。

雑務はできるだけコンピュータに任せて、
自分は楽できるようにやっていきましょう。

そのための第1歩として、本書は良い本だと思いました。