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松岡博子著「15秒背骨体操で不調が治る」を読みました。
本書は、
- 身体均整法という(整体みたいな)治療をしている著者が、
- 15秒でできる背骨体操などを紹介することにより、
- こころと体のあらゆる不具合を良くしていこうとする本です。
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本書によれば、身体均整法により、
多種多様な不調に対応できるそうです。
たとえば、体の不具合なら、
- 腰が痛い
- 肩が痛い
- 首が痛い
- 膝が痛い
- 息が苦しい
- 血圧や内臓の異常
- 目や耳の不調
こころの不具合なら、
- 電車に乗れない
- 人混みがダメ
みたいなことにも。
ほんとかな?
という感じもしなくもないですが、
背骨を伸ばすこと自体は、悪いことは無いでしょうから、
15秒だし、とりあえず、やってみても良いかなと思いました。
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では、15秒背骨体操とはどんな手順なのでしょうか。
詳しくは、本書に図入りで書かれています。
(図だと分かりやすいので、4ステップですが、
言葉だけだとちょっとややこしくて、次のような感じになります)
- まず、立ちます。足は、腰幅くらいに開いて、まっすぐ立ちます。
- 首を、前と後ろに倒します。倒しやすかった方が前か後ろかで、次の手順が変わります。
- 手のひらを組みます。神様にお願いするときのように、指の間に指を入れるような感じです。
- 手のひらを組んだまま、手を上に持ち上げて、伸びをします。
- このとき、2で前に倒しやすかった人は、手のひらを上にして伸びます。
- 逆に、2で後ろに倒しやすかった人は、手の甲を上にして伸びます。
- まずは、息を大きく吸いながら5秒。かかとが浮くぐらい、全身で伸びます。
- そのまま、息を止めて、8秒。
- 8秒経ったら、一気に息を吐きながら脱力します。組んだ手もほどいて呼吸を整えます。
つまり、15秒背骨体操の内訳は、
- 立って首を前後に倒すのに1秒、
- 息を吸いながら伸びに5秒、
- 息を止めて伸びに8秒、
- 脱力して1秒、
で、合計で15秒ということです。
やってみたら、簡単でした。
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本書では、15秒背骨体操のほかにも、
背骨を柔らかくする体操
- 座骨ゴロゴロ体操
- 胸椎11番体操
- 仙骨たたき
背骨を力強くする体操
- 水平バランス
- 開脚ワイドスクワット
- 足ふり体操
さらに、
- ひざ痛に効く「かえる足体操」
などが紹介されています。
わたしとしては、かえる足体操が、結構効いてる感じがしました。
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デスクワークで、しかもリモートワークだったりすると、
とにかく体を動かす機会が減ります。
自分で、意識してやらないと、どんどん体が硬くなってしまいます。
肩が上がらなくなってきたとか、
体に不調が出てきたとか、
はたまた、最近うつっぽいみたいな人には、
15秒背骨体操は、ラクに始められる体操なので、おすすめです。