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堀正岳著「仕事と自分を変えるリストの魔法」を読みました。
本書は、
- ライフハックブロガーの著者が、
- 箇条書きリストの使い方や、応用方法をまとめたものです。
タイトルは、「メモの魔力」の二番煎じ感がぬぐえませんが、
内容はよくまとまっており、良い本だと思いました。
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著者のブログはこちら。
https://lifehacking.jp/
本書で想定されている「リスト」とは、
箇条書きリストのことで、以下のようなイメージです。
ツリー型の、ごく普通のリストです。
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本書によれば、箇条書きリストには、2つの効果があります。(p.25)
- スッキリ化:頭の中の心配事をリストにすることで不安が和らぎ、心理的に楽になれる効果
- ハッキリ化:頭の中の思考をリストにすることで考えを具体的な言葉で整理し、記憶しきれないディテールも逃さないことで得られる効果
この2つを明確に分けることができるかは疑問ですが、
たしかに、どちらの効果もあると感じます。
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本書では、どんな道具を使えば良いのか、その説明がしっかりされています。
しかも、紙のリストと、デジタルのリスト、両方ともが紹介されています。
この部分は大変役に立つと思いました。
何事においても、初心者のうちは道具に頼る部分が大きいです。
「道具は、なんでも良い」と言われると、逆に難しかったりします。
道具の揃え方から教えてくれる入門書は、なかなか貴重です。
最近読んだ中では、「小さいノート活用術」でも紹介されていました。
(※ただし、紙のノートだけです。)
まずは紙のリスト。
- ロディア・ブロックメモ(ドット方眼タイプ)
- ロルバーンノート
- ロイヒトトゥルム/モレスキンノートブック
- リーガルパッド
- コクヨの情報カード
- 測量野帳
いずれも、アマゾンで買えます。
次に、デジタルの
リスト。
- Microsoft Wordのアウトラインモード
- Dynalist と WorkFlowy
- テキストエディタ(windowsのメモ帳など)
(ほかにも、タスク管理アプリとして以下が紹介されています)
- Todoist
- OmniForcus / Things3(いずれも、Mac用)
- Evernote
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目次から、抜粋してまとめておきます。
第1章 「スッキリスト」と「ハッキリスト」
- リストを作れば手が届く世界がある
第2章 基本のリストの作り方
- 「リストの内容の書き方」は意外と大事
- なんでもリストにしてみよう
- デジタルなリストのメリット
第3章 仕事をラクにするリストの使い方
- 基本の「やることリスト」の作り方
- やることの項目数はできるだけ少なくする
- 仕事の割り込みを制御する
- やることリストを作るタイミングと週次レビュー
第4章 心配事から解放してくれるリスト
- 「頭の中のすべて」を書き出すと心配事から解放される
- 人生のすべてを書き出してみよう
- ブレインダンプしたリストを活用する
- 人生に安全弁をつけるチェックリストの使い方
第5章 思考と記憶を拡張するリスト
- 読んだ本、聞いた話を忘れないようにする構造化のリスト
- 有限の数に落とし込んで「連想力」を高める
- 箇条書きから素早くコンテンツを作る
第6章 自分をより深く知るためのリスト
- バレットジャーナルで自分と向き合う日記をつける
- 反対側の視点をもてる「Yes / No リスト」で解決の糸口を探る
第7章 夢を叶えるためのリスト
- バケツリストで「死ぬまでに叶えたい夢」をすべて列挙する
- やらないことを決めて余裕を生み出す
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本書は、リストの基本的な書き方から、その応用までを、
きちんと理屈を追って考えることができる本だと思いました。
バレットジャーナルをはじめ、さまざまな箇条書きリストの紹介がされています。
これらの知識は、ある程度知っているだけで、ノートや手帳を書く可能性が広がるだろうと思います。
ぜひ読んでみてください。
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