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masa著「1日3分願いが叶う超感謝ノート」を読みました。
本書は、
- 20代のころに介護離職し、2000冊の自己啓発書を研究した著者が、
- 願いを叶えるためのノートの使い方を解説する本です。
内容はスピリチュアル系です。
ベースとなるのは、
「ザ・シークレット (角川書店単行本)(amazon)」
でも有名な、引き寄せの法則です。
じゃあ、どうやって引き寄せるか、について
ノートを使った具体的な実践方法が解説されます。
スピリチュアル系のノート術としては、
よくあるパターンのひとつかもしれませんが、
具体的な方法がしっかり書かれている本だと思いました。
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本書では、第2章から第5章まで、4つのステップを踏むことになります。
わたしなりにまとめると、
第2章(第1ステップ):感謝に気付く習慣を身に着ける
第3章(第2ステップ):自己肯定感を高める
第4章(第3ステップ):自分の願望に気付いたうえで、精錬する
第5章(第0ステップ):両親を赦し、大人になる
といった感じです。
内容的には、どれもきっちりしていましたが、
今回は第1ステップと、第3ステップについてまとめておきます。
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まず第1ステップとして、感謝に気付く習慣を身に着けることが大事です。
本書では、「感謝体質」と呼ばれます。
感謝の量は、ひとによって大きく違います。
日常生活で、細かいことにも感謝できるひとと、
そうでもない人がいます。
ふつうに暮らしていたら、意識的に感謝している人というのは少ないかもしれません。
本書で紹介されている感謝は、とても日常的なことです。
たとえば:(p62より)
- 今日も1日、健康で過ごせた。ありがとう!
- 今日も妻の料理が美味しかった。ありがとう!
- Nさまとのカウンセリングで楽しい時間を過ごせた。ありがとう!
- 言霊の本の販売が好調だと出版者から連絡をいただいた。
などなど、10個列挙されています。
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感謝の対象はさまざまです。
過去の自分の行動への感謝、
誰か、特定の人に関する感謝、
環境への感謝、
いくらでも思い浮かびます。
しかし、意識していないと、なかなか思い浮かばないものでもあります。
こういった感謝をノートに書いて、無意識に感謝できる習慣を身につけることが、
感謝体質になり、本書では大事だとされています。
そして、ゆくゆくは、それが「引き寄せ」につながるという組み立てです。
…なんともスピリチュアルですが、
感謝に気付かない生活よりは、気付く方が良いと思いました。
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第3ステップの、願望に気付き、精錬するについては、
本書では、ボーリングのセンターピンにたとえられています。
これには2段階あって、まずは願望に気付かないといけません。
それも、強烈な願望でなければならないわけです。
流れ星を見つけて、すぐその願いごとが言えるぐらい、
いつでも頭に入っているぐらいの、強烈さが無いといけないわけです。
しかし願望に気付くだけではダメで、
そのたくさんの願望の中で、特に大事な1個を決めておく必要があります。
本書では、センターピンを決める、と言われています。
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このようなアイディア自体は、よくある話ではあります。
たとえば、「サードドア―精神的資産のふやし方(amazon)」では、
有名投資家のバフェットが、
願いを40個くらい書いて、上位3つだけに集中して、あとは捨てる、
みたいなことを言ったとか言わないとかいう場面があります。
(結局、言ってなかったみたいですが。)
いずれにせよ、
- 願い事を強く思う
- しかも、その中でも特に大事なものを決めておく、
- そして、それに合わせて行動を決める、
というのが大事なのは、
日本でもアメリカでも、変わりがないのだと思いました。
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本書は、スピリチュアル系のノート術としては
スタンダードな内容になっており、
よくまとまった本だと思いました。
なんだか人生つらいなー、と思ったときは、
とりあえず本書のような、元気になれる本を読んでみて、
試してみるのが良いと思います。